2026年5月9日(土)に開催された、渋谷防災キャラバンの大向地区 in 神南小学校に行ってきた。
たまたまXを開いたら、渋谷のラジオのリポストで開催情報が流れてきて、「あれ?このイベントってまだ終わってなくて今日?」と気づいた。
東急ハンズ方面に用事があるし、休日のスペシャルなお出かけにちょうどいい。乗り物大好きな子どもを連れて行ってきた。
すごく楽しかったので、大人も子どもも行くと良いと思う。
イベントの概要
渋谷区が地区ごとに開催している防災イベントで、大向地区は5月9日(土)9:00〜12:00、神南小学校で開催された。
初期消火訓練、消防ミニツアー、重量物の撤去体験、転倒家具挟まれ体験、ペット防災、煙体験。大向地区のステージではケロポンズによる歌と踊りも。
スタンプラリーも実施されていて、コンプリートで松屋の牛めし(200食限定)または防災グッズと交換ができた。
なお上原地区での開催は、2026年11月14日に予定されている。詳細は渋谷防災キャラバン公式サイトにて。
4歳と経験する防災キャラバン
会場へ向かう坂道を歩いているとき、本当にやってるのかなあと心配になった。坂の下には観光客と買い物客が入り乱れる繁華街、パルコを出入りする人。
道も合っているか不安になって、マップを確認した。区役所と子育てネウボラに挟まれたそこが、神南小学校。
到着すると、校庭側の門からは行われていた展示が一望できた。車、テント、人。
4歳はいろいろな展示に圧倒され、硬直していた。



入ってすぐにあった消防車を見たあと、「消防士さんの服を着せてもらう?」と4歳に聞く。消防士さんたちも「どれ着る?」とノリノリで4歳に尋ねてくれた。
でも4歳は見知らぬ場所で緊張しすぎて、それどころじゃなかったらしい。首をかすかに振るのみ。坂を登っていたときのあの自由さはどこへ。
今は無理とのことで、また来ますとお詫びしてから、別の場所へ移動した。
煙体験をしたいとのことで、そちらへ移動。
煙体験は、テントの中に煙を溜めて、その中を這って進む体験。
風が強すぎて煙が抜けてしまうトラブルが起こり、少し待つことになる。その間に、元消防士さんは、4歳に「ハイハイで進もう」と説明してくれた。
親に対しては、火災のとき地面スレスレを這って出てきたから助かった人がいた、少しでも高い姿勢だったらだめだったろう、とも。イメージしているような高さよりももっと低くないと、一酸化炭素中毒になってしまうみたいだ。
準備ができて、テントの中へ。4歳のハイハイと大人のハイハイだと高さが違うから、本当は匍匐前進がいいんだろうけど、親もハイハイで後ろからついていった。
煙が抜けてしまうと言っていたけど、緊張していた4歳には程よい煙具合だったみたい。極度に怖がらず、進むことができた。
最後に偶然、機械から煙がぶわっと出てきて、二人でびっくりした。まるでアトラクションの終盤のようなタイミング。
緊張も解けて、消防車のコーナーへ戻る。
好きな色の制服とヘルメットを選んで、消防士さんの服を着させてもらって、消防車の前で記念撮影。シャッターを切りながらふと顔を上げると、消防車の向こうに青空が広がり、遠景には区役所のビルが立っていた。いつもの校庭にはない景色だなあと思った。4歳は消防士さんの制服を着て満足してしまったのか、並べば乗れたはずの消防車には乗らずに終わった。
そして初期消火訓練も経験。
消火器の使い方を教えてもらい、火に見立てた的を狙って噴射する。
担当の方が「黄色いピンを抜こう」と言っても、4歳はピン?という顔。
「これ、抜くんだよ」と教えてもらってようやく、そこに黄色いピンがあると理解する。
ホースを持って、レバーを握ると、消火器からすごい勢いで水が出た。
中身は水に変えられていて、ガスの力で押し出される水鉄砲状態。
その水量に4歳は興奮しつつ、的を正確に狙って倒すことができた。さらに水鉄砲遊びのように、あちこちかけようとしている間にガスが終了。
散った水しぶきも暑さの中気持ちよくて、すごく楽しそうだった。


いくつかブースを見て回る。
ふたたび4歳が「もう一回やる」と指さしたのは、初期消火訓練だった。


2回目は、今度はホースを先に持って構えようとしていた。「ピンが先だよ」というと、思い出したようにピンを抜く。そして噴射。
今度は水を当てると、火に見立てた的が水車のようにくるくる回るタイプだった。しばらく回して満足したのか、また周りに水をかけようとして、終了。
続いて向かった白バイ乗車体験は、行列ができていた。
白バイ隊員の服を着させてもらって、一人ずつバイクに乗る、という流れ。
ベルトも本物とそっくりな上着、子供によっては黒いブーツやズボンを履くため、一人あたりの時間が少しかかる。
でも自分の番になるとみんなスペシャルな気持ちになるからか、満足度は高かったみたいだった。
4歳は、まだ降りたくないと言って、降ろしてもらおうにもバイクから手が離れなかった。白バイ隊員さんも困り顔。親は慌てた。
ちなみに、この白バイ乗車体験は、イベント最後まで行列が途切れなかった。

白バイから降りた4歳は、また初期消火訓練へ。
3回目は「ピン抜いて、ホース持って」と言われながらだけど、その通りにスムーズにできていた。
それから、体育館へ移動。
入ってすぐ、ドローンの操縦体験をさせてもらった。
実際に飛ばすのではなく、カメラを操作して画面を動かす形。ゲームに近い感覚で楽しいのか、これもなかなか離れなかった。


同じ体育館でケロポンズのステージもやっていて、エビカニクスを小学生が全力で踊っていた。子どもと過ごさないと、なかなか出会えない曲・エビカニクス。
この小学生たちは園児の頃、ガッツリ踊ってきたんだろなと想像して、少ししんみりしてしまった。

体育館で展示されていたピンボールは、結果によってビックリマン風の防災グッズが描かれたカードが一枚もらえる仕組み。
ピンボールを何度もしたがる小学生もいて、一人一回だけと止められていた。ピンボール、楽しいよね。
子どもたちが遊ぶ様子を見ると、どうやら引く力加減が難しいらしい。
なぜか4歳は2回中2回、両サイドの溝にビー玉を落としていた。「なかなか入らないんですよ」と、担当者が4歳の自尊心を盛り上げてくれた。

重量物撤去体験は、タンスが倒れてきた状態を体験できるブース。
実際に体験した学校の先生が「これで10kg!」と驚いて、生徒や別の先生にも声をかけて誘っていた。重さというより圧迫感、なのだろうか。
担当の方は、体験する子どもが怖くないように、つぶされる感覚ではなく、持ち上げて助けてあげようの方に意識が向くよう、上手に声かけしてくれていた。
子も試したあと、渋谷区は家具固定に補助が出ますよ、とチラシをいただいた。
4歳は飽き始めていて、「早く帰ろうよー」というのだけど、体育館内のスタンプラリーが終わっていない。
急かされつつも、残り一つもスタンプを押してもらうまで、耐えてもらった。いつもはスタンプラリーをやりたがるんだけどな。自分で押せないからかな。
体育館を出て、早くスタンプラリーを引換所に持っていきたかったけど、4歳がまた初期消火訓練の方へ向かっていく。「帰る」と言っていたのに。体育館に飽きていたのかもしれない。
4回目となると、4歳は消火器の使い方を、完全に使い方をマスターしていた。
言われなくても、ピンを抜く・ホースを持つ・的を狙うを流れるような動きで、一人でこなす。
レバーを離すと水が止まるというのも、教わらずに理解していた。
命中させるのも上手で、的を倒すのもとても速い。
園でもしもがあったときも、これは頼もしい。先生に「最初に黄色いピンを抜くんだよ」と、アドバイスしていそうだ。
その他、行ってみて気づいたこと
都心部にある神南小学校だから人が多いのかと思いきや、人出は想像より少なかった。
ステージ周辺と白バイの行列以外は、それほど混雑していなかった。
神南小学校の児童が時間ごと、学年ごとに交代で参加しているのに気づいた。
土曜登校日だったらしい。小学生がいなかったらガラガラだったと思う。
結果的に、マイペースにいろいろ体験できてよかった。
日差しは初夏の雰囲気で、風は強かったけど暑かった。屋外でのイベントなので、帽子を持っていけばよかったなと反省した。
「消防車が見れるよー」と気軽に連れて行ったのに、お土産いっぱいで帰ることになってしまった。
入口で、イベント案内とスタンプラリーカード、水のペットボトル。白バイのところで、警察の方からキラキラ仕事猫シールと自転車の乗り方リーフレットの入った袋。
体育館ではドローンとハチペイのシール、その他いろいろなチラシ。
ハチペイのシールは「ハチペイ」の文字までしっかり書かれている。貼れば今日からあなたもハチペイ。社会福祉協議会のガチャガチャは、どうしてあのシールだったんだろう。
スタンプラリーの引き換え品も合わせると、サブバッグがあればよかったなあと、ぼんやり考えてしまう量だった。
長々書いたけど、寄ったのに書けていないブースもある。どのブースも勉強になった。帰宅して、「避難場所はどうする?」と話をする程度には、防災意識が高まった。
それから、スタッフのみなさんが、とにかく子どもにやさしかったのが印象的だった。
都会のど真ん中で、子どもにこんなにも優しくしてくれる空間が・・・、と思えるほど、優しさにあふれていた。
去年の秋は色々あって防災イベントには行けなかったので、今回行ってみてよかったと思う。
暑かったけど、暑すぎない。寒くもない。天気にも恵まれていた。5月というのも良かった。
5月16日は本町地区で開催
渋谷防災キャラバンは地区ごとの開催で、第2回は2026年5月16日、本町地区とのこと。
また初期消火訓練ができるよ、と言うと子どもはウキウキしそうだけど、我が家は予定があって行けない。
都合が合う方はぜひ行ってみてほしい。大人も楽しめると思う。
繁華街の中にある小学校
イベントで撮影した写真には、緑の人工芝のグラウンドで、赤い消防車と古い校舎を背に消防士の服の我が子が映っている。少し上には、青空と区役所のアーバンなビル。一歩出れば渋谷の繁華街なのに、ここだけ切り取られたようにローカル。
区役所とネウボラの建物が子どもたちのプライバシーを隠すように囲んでいて、さらに小さなプールは校舎で囲まれている。
田舎育ちからすると、プールは外れの方にドドンとある印象だけど、ここは違う。土地がなくてパズルのように入れ込んだというより、隠しているという方がピンとくる配置。
もしこの周りが高いマンションやオフィスビルになったら、上から子どもたちが丸見えになってしまうし、今の日当たりの良さもなくなってしまう。
建て替えで、建ぺい率とかいろいろ言われているけど、どうなるんだろう。
防災キャラバンで学校の建て替えについてのブースもあったこともあり、そんなことを最後に思った。
